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五反田3組でのルール不適合のゴミの事例の紹介

五反田町内の隣組(3組)では,分別のルールに適合しないプラスチックゴミや不燃ゴミが出され,回収されない事例が何回か続いております。つい最近発生した未回収ゴミの経緯について紹介します。愛宕地区内の各町内でも類似の事例が発生しているかもしれませんので,参考にしてください。

事例1 ライターやチャッカマンは分解して透明な袋に入れ有害ゴミに

11月2日の不燃ゴミ収集の際,無記名のゴミ袋が2つ残されていました。現在,五反田町内では1週間ごとの各戸持ち回りのゴミ収集所清掃当番がルールに合わないゴミ袋に記された氏名や番号で出した家を特定して,適切な処置をお願いするようにしています。無記名の場合は,清掃当番が分別などの処置をしてから次の収集日に出すことになっております。

しかし,感染症の危険もあり処置したくないという申し出があったため,今回は衛生係が処理することにしました。袋を開け点検すると,スプレー缶やライターの部品,チャッカマンなどが入っており,ライターの部品が入っていた袋に貼っていたラベルには「カクスナ」の文字が記載されていました。

そこで,スプレー缶は孔を開けてガス抜きをし,ライターの部品やチャッカマンは分別して有害ゴミとしました。しかしライターのプラスチック片は不燃ゴミと判断し有害ゴミではなく不燃ゴミに残してしまいました。処置をした不燃ゴミ袋2つは12月7日の不燃ゴミ収集日に出しました。その際,ゴミは小袋に入れないようにし,ゴミ袋には衛生係が処理した旨の貼り紙をしております。

1つの袋は無事回収していただいたのですが,もう1つの方は再度未回収となっていました。袋には「ライター,充電式電池は有害ゴミです」にチェックが入り,やはり「カクスナ」と書かれたラベルが貼ってありました。

袋をもう一度開け,中身を詳細にチェックしました。ライターの部品のプラスチック片が問題であったのだろうと判断しましたが,それらを「隠した」と判断された理由が不明でした。

そこで,このゴミ袋の外観と,いったん中身を取り出して拡げた状態の写真を撮ってから,12月15日に開催された米衛連指導者研修会の際に会場に持参しました。市の廃棄物担当の方に渡して,何が問題だったか,具体的に何を持って「隠すな」と記載したのか調べて欲しいとお願いしました。

12月27日にメールで回答がありました。抜粋を以下に示します。

 具体的に何がルール違反だったかについては、不燃ごみ袋にライター部品のプラスチック片が混入していました。本市ではライターはガス抜き、分解して有害ごみとして、中身が見える袋で別に出すルールとしています。
 「カクスナ」の記載があったことについては、記入した収集運搬業者に確認したところ、「思慮に欠けた不適切な表現であり、不快な思いを与えたことについてお詫びします。」とのことでした。この業者は令和3年4月にルール違反ごみの混入が原因と考えられる車両火災により収集車両を全損する事故を経験していることもあり、以後の収集においては発火のおそれがある不適物の混入がないか、確認に力を入れておりますが、今般不燃の指定袋内に別の袋に入れられて中身が確認できなかったことから、「カクスナ」の記載をしたとのことでありました。
 本市としては、収集運搬業者に対し市民対応に関して丁寧な対応を行うよう指導してまいりますので、市民の皆様の適正なごみ分別へのご理解とご協力をお願いいたします。

ということで,ライターを分解したプラスチック片は有害ゴミとして分別すべきことがわかりました。

しかし上の回答では,私どもが処置して再度出したゴミ袋に別の袋が入っていたと判断されていたことになります。これについては電話でも質問をしたのですが納得のいく回答は得られておりません。持っていった袋は複数の方の眼で別の袋などが入っていないことを確認していただいたとのことです。どうやらこの複数の方達は,外観の写真を見て私どもが収集所に出した際には別の袋を入れていたと疑っているようです。

事例2 ペットボトルの蓋は資源ゴミではなくプラゴミです

ペットボトルの蓋を資源ゴミとして出し,未回収となった事例が2件続いています。丁寧に透明な袋にまとめて入れてくださっていました。しかし,これはプラスチックゴミとして出すべきものです。

何年か前に「ペットボトルの蓋を集めて(どこかに)送ると,車椅子が寄付される」という事業があり,実際,山形銀行の支店にペットボトルの蓋の回収ボックスが設置されていました。しかし山形銀行に確認したところ,その事業は現在おこなっていないとのことでした。

衛生係の対応としては,プラスチックゴミの日に持参した自宅のゴミ袋に未回収の蓋を入れ,そのまま置いてくるだけなので,簡単なものでした(資源ゴミなので袋には名前の記載などはありません)。しかし,これでは,このゴミを出した方がいつまでも気づかないという問題があります。

確認事項

ゴミの分別のルールを記載した冊子が各戸に配布されています。直近では昨年にルールの一部が変更されているとのことです。しかし,特にスプレー缶などのルール変更に気付いていない家庭が多いように感じています。

今回,分別のルールについて確認できたことは以下の2点です。どちらもルールの冊子には書いてあることなのですが,ビラや回覧板など別の方法で周知を図る必要があるようです。

感想

不燃ゴミの仕分けには,かなり時間がかかりました。細かいゴミが多く,どんな種類のものが入っているかわからないためです。また,衛生面の問題もさることながらプライバシーの面でも問題アリと感じました。誰が使ったかわからないモノで,あまり見たくもないのですが,医薬品など個人の病歴がわかってしまうようなものも入っていました。その道のプロ(?)であれば,個人を特定しプライベートな秘密を知ることは容易なのかもしれません。

やはり,第3者がゴミ袋を開けなくても済むように,名前や番号の記載は徹底してほしいと感じました。

回収されなかったゴミ袋の外観 1
回収されなかったゴミ袋の外観 2
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