読書

哲学・心理

思想を伝える物語 Sita An illustrated Retelling of the Ramayana 下巻

デーヴァダッタ・パトナーヤク:インド神話物語 ラーマーヤナ 下,原書房 (2020)下巻に収められた第7巻は第1巻とともに後代になって追加されたとされています。この第7巻があるからこそラーマーヤナは読者の心に深く届く物語になっています。第7...
哲学・心理

思想を伝える物語 Sita An illustrated Retelling of the Ramayana 上巻

デーヴァダッタ・パトナーヤク:インド神話物語 ラーマーヤナ 上,原書房 (2020)本書は,英訳されたタイトルからもわかるように,有名な物語「ラーマーヤナ」の再話(retelling)です。しかし,主人公はラーマではなく,その妻であるシータ...
科学技術

公式は証明してから使え

髙﨑 充弘:「ネジザウルス」の逆襲,日本実業出版社(2015)毎日使っているわけでもないし,収集する趣味があるわけでもありませんが,工具一般には興味があります。「ネジザウルス」が,さび付いたりネジ頭の溝が壊れた(“舐める”と呼びます)ネジを...
科学技術

はじめての治具設計

西村仁:はじめての治具設計,日刊工業新聞社(2019)「治具」の正式な定義はなく,昔の書籍を見ると,「加工に使用する工具と工作物の位置決め及び固定を行う器具」の総称となっています。 しかし現在では加工に限らず,組立・調整・検査といったあらゆ...
科学技術

「模倣の時代」を越えられるか

板倉聖宣:脚気の歴史 日本人の創造性をめぐる戦い,仮説社(2013)この80ページのブックレットは,「前口上」に記されているように,板倉聖宣:模倣の時代 上・下,仮説社 (1988)の簡約版と言えるものだ。短く読みやすい。しかし,密度は高い...
読書

インタレスト主義

安野光雅:安野光雅 自分の眼で見て、考える (KOKORO BOOKLET―のこす言葉),平凡社 (2019)絵本作家で画家の安野光雅が書いた(文体からは「聞き書き」のように思えます)文章を集めた一冊です。安野光雅の絵本には,子供達が小さか...
哲学・心理

【1冊目だ】いつも心に花束を

読んだ本,買った本,借りた本を紹介していきます。記念すべき初めての投稿なのに,書名が不明なんです(それって「本の紹介」とは言えないぞ,と言われそうですが)。しかも立ち読みで,買ってもいない本です。たぶん場所は,木造だった神田の東京堂書店の二...